来場者が1000人を越えた「普請文化フォーラム 2018」の、臨場感あふれるフォトレポートを公開しました。

普請文化フォーラム2018 フォトレポート

用意していた当日配布パンフレットもすべてなくなるほどの大盛況ぶりだった会場には、明治大学での開催だったからか、若い大学生の姿と、後半「職人宣言」で登壇した百人近い職人たちの半纏姿とが目立っていました。

前半は、建築を学ぶ人にとっては「神様」的な存在の内田祥哉先生の特別講演にはじまり、震災からの復興が注目される熊本城の修復についての千田嘉博先生の講演。休憩をはさんでの後藤治先生コーディネートによるパネルディスカッションでは、若い大工職人を育てる職藝学院から島崎英雄棟梁、桂離宮を例に日本の庭園と建築との関係を説かれた福井県立大学学長の進士五十八先生、全国各地で学生と地域おこしやまちづくりを進める明治大学の小林正美副学長、林業再生の方向性を力強く語られる飯田泰之先生の、それぞれに興味深いお話をうかがうことができました。

フォーラムの締めの「職人宣言」では、家大工や庭園、石垣などの技術もユネスコ無形文化遺産に登録が予定されている「日本建築木工匠の技」に推薦されることをめざして、登壇した大工のうち20人がマイクを通じて宣言。「伝統木工匠の技」の担い手である職人の存在感がクローズアップされました。

■ 「普請文化フォーラム 2018」フォトレポート
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