ユネスコ無形文化遺産に「伝統建築工匠の技」が勧告されたのに伴い
発表翌日の11/19に後藤会長、川井理事、大江理事の三名にて
小林茂樹国土交通大臣政務官にお会いして、以前より面会してご相談してきたことが
現実となることとなり、登録に至りましたお礼と今後の日本の伝統建築の技術の継承のために
さらなる政府の力添えに対する要望をしてまいりました。

ユネスコに政府から申請された原文に基づき明記されている
「新しい建築物を建てる技術だけでなく、
既存の建築物を修理する技術もまた、
木造建築物と共に生きる生活において
重要な役割を果たしてきました」と書かれており
「新築」技術があり、
それを修理する技術も共に発展してきたので
法隆寺のような世界最古の木造建築物を維持できたということです。
その法隆寺五重塔の心柱構造技術が東京スカイツリーにまで応用されている

伝統技術による「新築」なくしては、令和時代の文化財は存在しなくなりますから
新築するための技術も保存修理技術と同等に国で啓発、推進し
後継者育成にも力を具体的に注ぎ、
特に公共建築におきましては、近年木材利用が進んでまいりましたが、それに加えて伝統技術も
継承できるよう各省庁が連携して推進できるようにオールジャパン体制をお願いしてまいりました。